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Hult MBA 振り返り⑥ 〜キャンパスイベント編 素晴らしい体験と笑顔の共有〜

みなさん、こんにちは!Miino.です。

前回のSummer セメスターの記事では、5月〜7月の「新しい仲間達との出会い、短期間で効率的な成果を追求」についてお伝えしました。今回は、10か月間のMBA経験を通じて参加・開催したキャンパスイベントについてシェアします。

Hultでは数多くのEventが開催されるのも楽しみであり大きな魅力です!そして私自身も新規にクラブ設立やイベント実行など積極的に行いました。忙しい学業の中でもこういったイベントが、リラックス要素になり、仲間との思い出作りに大きな要素を占めていると感じます。

10か月間の主なキャンパスイベント参加一覧

主催したイベント詳細

Sushi Making Experience(1月開催)

Hult World Sushi Club (Dubai) Official Event

Fall期間中に立ち上げたSushiクラブのオフィシャルイベントでした。

イベントのコンセプト: 寿司を単に食べるだけではなく、1)1時間で初心者が”寿司握り”が出来るようになり、2)仲間達と愉しい体験を共有し、3)日本文化に触れていただく という事を目的に、“おもてなし(Japanese Hospitality)”“DEIB(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン&ビロンギング)”をコンセプトに開催をしました。

開催への挑戦: ドバイキャンパスでは前例がない状況でしたが、目標は”最低一回は、イベントを開催し、20人の参加”をすると心に決め、仲間とクラブ設立・イベント準備を進めました。ネタ・シャリ・調味料の調達、開催場所、フードダイエトリーに配慮したメニュー等、数えきれないほどの課題や考慮事項がありました。時には日本米が見つからずに、エジプト米を使って試したりもしました。また炊飯器も日本製のものとは異なるため、シャリの炊き上がりの調整が難しかったなどの苦労もありました。一緒にやってくれたErinaさん、Meguさん本当にありがとうございました!!

私は、キャンパスの正式クラブとしての設立し、公式イベント開催にこだわっていました。(クラブではなく、非公認として仲間内で愉しく行う事も可能でした)

理由は、異国での初めてのチャレンジを有言実行して信頼と自信をつけられると思ったからです。入学式のオリエンでクラスメートの前で、寿司クラブを立ち上げることを公言したのを今でも覚えています。

今だから告白しますが、実は私は、寿司握りに関しては、ドバイ入りの二か月前に、2-3回習ってだけの状態でした、それでも現地で堂々と”寿司マスター”と豪語していました(内心は冷や冷や))

成果と学び: 不慣れな環境で前例がなくかつ多忙な中、勉学以外のチャレンジを強いコミットメントをもって実現できたことは大きな自信となりました。参加者から満足度と高評価をいただき、有償にも関わらず100%の参加率とアンケート回答者からは非常にポジティブなフィードバックを得ることができました。ちなみに下の資料はクラスで習ったデータビジュアライゼーションのPowerBIやDIEBのコンセプトを実践に応用したという事です。

以下はイベントの様子です!臨場感が伝わりますね!

Mino Dance Academy – Waltz Basic Step Lesson(3月開催)

ゲリラ的にキャンパスでの特別企画

キャンパスの会議室一室を使い、大学時代に実施していたボールルームダンス(所謂、社交ダンス)をファンイベントとしてレッスン形式で実施しました。

ちょうど、ビジネスチャレンジ3の最終日で、皆へとへとになっている中、興味のあるメンバーが参加してくれました!ありがとう。約30分間の基本ステップレッスンを実施し、参加者全員が楽しく学べる雰囲気を作ることができました。

各イベントの体験と感想

Diwali Celebration Party(11月開催)

インドの光の祭典「ディワリ」を祝う華やかなパーティーでした。色鮮やかなサリーやクルタを身にまとった仲間たちと共に、伝統的なインド料理やお菓子を味わいながら、インド文化の豊かさと多様性を学ぶことができました。僕も伝統衣装を着させてもらいました。でもお菓子はちょっと甘いかなー!!(笑)

Run Event(12月-開催)

ドバイマリーナエリアでの、仲間たちと爽快なランニングイベント。流石に12月になると朝も清々しく、クラスメートと共に汗を流しました。キャンパス外で、よりリラックスムードで走りながら、お互いの将来や目標など語りあえ、印象に残っています。健康的なライフスタイルを維持する重要性も改めて認識できました。

Secret Santa(12月開催)

クリスマスシーズンの温かい贈り物交換イベント。コホート内で、匿名でのプレゼント交換という仕組みが、思いがけないサプライズと感動を生み出しました。自転車通学をしていたことを知っていたクラスメートが予算を大幅に超えてヘルメットを送ってくれました。その場で被り大盛り上がり(笑)

宗教的観点で、参加しないメンバーもおり、文化や宗教に配慮しながら不快感や疎外感を与えないように開催していく難しさを感じました。中々この感覚は日本人で大部分を占める環境やコミュニティでは感じにくいと率直に思いました。

Desert Safari(1月開催)

ドバイならではの砂漠体験。四輪駆動車での砂丘ドライブは、まさにアドベンチャーそのものでした。車は、トヨタランドクルーザー、これしか見ませんでした。運転手誰に聞いてもそれ以外は考えられない!いう評価に、思わず日本人として誇らしく思いました。

うねる砂漠に振り落とされそうになりながらスリルを味待っていました。

また夕日に染まる砂漠の美しさ、音楽に合わせたダンスなど非日常感満載の体験でした。

Yacht Party(2月開催)

コホートメンバーとの親睦をさらに深めるべく、ベイエリアでのヨットパーティーは、まさにドバイならではの贅沢な体験でした。美しい夜景を背景に、お酒も入り音楽と笑い声に包まれた船上での時間は忘れられません。多忙なクラスの合間に、このような開放的な雰囲気の中で、仲間たちと愉しい時間を過ごせました。

Hult Prize(2月開催)

Hult International Business Schoolは知らなくても、Hult Prizeを知っている人は多いはずです。元アメリカ大統領・ビル・クリントンの財団(CGI)が後援する、社会起業家精神を育む世界最大規模の学生向け社会起業家育成コンペティション。

サンフランシスコキャンパスのメンバーとチームを組み、リモートで準備を進めながら、参加してました。学業が多忙の中でもこういったコンペに違うメンバーと参加する経験を積め、信頼も深まりとても有意義でした。

Abu Dhabi Tree Planting (Mangrove)(2月開催)

環境保護活動のボランティア活動としてアブダビのマングローブの植樹に参加。ドバイの自然環境の保全に少しでも貢献できたことは、非常に意義深い体験でした。マングローブが生える間を縫ってどんどん進んでいくカヤックは、通常のものとはまた違う体験でした!

Valentine Letters(2月開催)

バレンタインデーの手紙交換イベント。匿名で心温まるメッセージを交換するこの企画は、言葉の力と人と人とのつながりの大切さを実感させてくれました。「Dear Miino」で始まる手紙を受け取った時の感動は言葉では表現できません。忙しい日々の中で、お互いを思いやる気持ちを形にする素晴らしい機会でした。

Hult Consulting Club -Alok Kumar Talk Session(2月開催)

著名な起業家Alok Kumar氏による講演会。実業界のリーダーから直接学べる貴重な機会でした。起業の体験談、失敗から学んだ教訓、そして成功への道筋について、生の声で聞くことができました。質疑応答セッションでは、具体的なビジネス課題についても深く議論でき、理論だけでは学べない実践的な知識を得ることができました。

Chinese New Year Dumpling Making(2月開催)

クラスメート主催の中国の新年を祝う餃子作りイベント。様々な形の餃子が出来、みんなで楽しく餃子作りに没頭しました!

Calligraphy Events(2月開催)

書道体験イベント。筆を使った美しい文字の世界を楽しみました。日本人として書道には馴染みがありましたが、多国籍なクラスメートに教える立場になることで、改めて日本文化の素晴らしさを再認識できました。みんなが真剣に筆を握り、一画一画丁寧に文字を書く姿は美しく、集中力と精神性を養う書道の本質を共有できました。

Color Meditation Session(2月開催)

色彩を使った瞑想セッション。忙しいMBAライフの中で、心の平静を取り戻す貴重な時間となりました。色鉛筆を使って曼荼羅のような模様を描きながら、無心になって集中する体験は、ストレス軽減とマインドフルネスの実践となりました。皆全く違う色合いやデザインでとても興味深かったです。

Iftar(3月開催)

ラマダン期間中の断食明けの食事を共にすることで、イスラム文化への理解を深めました。ただ、ラマダン期間中の敬虔なイスラム教徒の友人は、結構この期間は辛そうでした。見ていて少し心配になるくらい、、それでもしっかりと教えを守る姿に、僕は真似できないと素直に感じました、、

International Potluck Party(3月)

各国の料理を持ち寄る国際的な親睦会。多様性を食を通じて楽しめる素晴らしい機会でした。それぞれの国の代表的な料理が一堂に会し、まさに世界旅行をしているような気分を味わえました。

Student Award(4月)

学期末の表彰式。仲間たちの頑張りを称え合う素晴らしい時間でした。Academic Excellence、Leadership、Team Contributionなど様々な分野での表彰を通じて、それぞれの学生の成長と貢献を認識できました。MBAの部門で、クラスメートによる投票で自分自身もアワード表彰していただき、これまでの努力が報われた瞬間でした。10か月間の成長を振り返る感動的な締めくくりとなりました。

<受賞の瞬間>

最後に

キャンパスイベントは、私にとってドバイキャンパスでのMBA学習の重要な一部分でした。学術的知識の習得や好成績を目指すだけでなく、イベント開催・参加という体験と交流を通じた多様性の理解、リーダーシップの発揮、そして生涯にわたる友情の構築—に繋がります。これらは、特に海外ビジネススクールの醍醐味の一つではないかと感じています。

皆さんも、もしHultのキャンパスプログラムを検討されているなら、積極的にイベントに参加し、可能であれば自分でも企画してみることをお勧めします。“Enjoy amazing Hult events: Smile with Everyone, Make Everyone Smile!” の精神で、素晴らしい体験と笑顔を共有してください!

これでHult MBA Journey 10か月間の振り返りシリーズは完結です。長い間お読みいただき、ありがとうございました!