皆さん、キャリアの節目でプロジェクト(以降、PJと表記)アサインや部署移動等でPJ担当や先方部門の方と面談をするケースがあると思います。その面談でどうアピールし、合格を勝ち取れるか不安になったり悩んだりしていませんか?
今回は、PJのアサイン面談を想定した主なステップ、形式、時間、各ステップ等のポイントをお伝えします。そして採用する側の視点で「とりたい!」と思わせれる対応の秘訣も最後に記載します。
実際に私もコンサルファームでPJ担当者として、数多くの候補者の方とPJアサイン面談をしていた経験を元に記載しております。
まずは一般的なアサイン面談の流れです。
■一般的な流れ
簡単な挨拶・アイスブレーク
STEP1:PJ概要や求めるポジション・ロールの説明 【PJ担当者(役職付きの場合が多い)】
STEP2:自己紹介 【候補者(=あなた)】
STEP3:質疑応答 【双方(PJ担当者・候補者)】
■形式
・対面形式 or Webミーティング形式
■人数
・一対一、一対複数 *候補者が一人、PJ担当者が一人または複数
・複数対一、複数対複数 *候補者が複数、PJ担当者が一人または複数
■時間
30分~60分 *但し候補者の数や場合によって異なる場合がある
■各STEPのポイント
STEP1:ここでは、PJ担当者から一般的には以下情報提示があります。
・PJ概要(クライアント・PJのゴール・期間・体制等)
・募集中のポジション・ロール概要(求めるスキルや実務経験)
<注意事項>
事前に上記PJ情報の共有があればよいですが、ないパターンも多いと思います。
事前に下調べができない場合、このステップでメモをとり、不明点をSTEP3で確認を取りましょう。
STEP2:あなたからの自己紹介です。
・Webミーティングの場合➀カメラオン、②CV(職務経歴書)の画面共有するケースが多いです。
・自分のやりたいことや希望(動機)よりも、経歴・PJ経験をメインに説明するとよいでしょう。
なぜなら、この面談は、PJ担当者視点でいうと、「PJフィットしパフォーマンス発揮できるか」、「スキルマッチするか」、「クライアント・チームメンバーとの相性はどうか」等を知りたいのです。つまり、CV上には表れない、「どんなパーソナリティーで」「何ができて」「パフォーマンス発揮できるか」を見定めたいのです。
<注意事項>
Webミーティングは、特に初歩的ですが、ツールの動作確認、マイク・カメラの動作確認、画面共有の操作を事前に確認・準備をしましょう。もたもたしていると事前準備ができない人と判断されます。勿論、不測の事態が発生しても落ち着いて対処しましょう。(こうういった行動も判断材料になります)
STEP3:最低限以下の点は確認をしましょう。(STEP1の中でカバーされていれば不要です)
・実際に働くときやキャリア形成の観点でミスマッチが起きると損をしてしまいかねません。
<あなたからの確認事項>
・ポジション・業務内容・役割
・体制・レポートライン *一人/チームで対応か(何人でどのような編成?)
・自身の単価
・想定アサイン期間
・勤務先・形態
<注意事項>
・PJ参画した際のキャリアメリットを押さえるべきですが直接聞きにくい場合もあると思います。その場合には、以下の内容を自身の優先度に合わせて追加質問項目としてお使いください。
業界・領域知見、マネジメント範囲、拡大見込み、人脈形成、等
最後に、私がこれまで多くの候補者に出会って取りたいと思った方の特徴を記載します。
■「とりたい!」と思わせる候補者の特徴(対応の秘訣)
➀志望動機よりも、これまでの実務経験に重きを置いて自己紹介
②事前準備や面談動作がてきぱきしている、質問回が明確。相手目線の回答になっている
③相手の求めているスキルや経験などを自己紹介に織り込む、質疑応答でアピール
特に➀については、自己紹介で勿論熱い思いやパッションを込めて志望動機を伝えるのも大切ですが、今回のプロジェクトに近い領域をコンパクトに絞る、また求めている能力や経験値を盛り込んで説明すると、「相手目線の対応ができる」、「瞬発力が高い」、「頭の回転が速い」という印象を与えます。
いかがでしたでしょうか。少しでも皆さんの今後のPJアサイン面談に役に立てば幸いです。