みなさん、上司や先輩から『資料作って(PPT等)』と言われて、作ってみたけどその後のレビューでボコボコにされた経験ありませんか? きっとあると思います。さらに、指摘の通り直してみたけど次のレビューでもボコボコ・・・。きっと頭の中は、こうじゃないでしょうか。『言われたとおりに直したのに、なぜ??』
さらにここから、最悪の無限ループに入り込み、身も心もボロボロ、何とかOKもらった資料の出来栄えも最初に作ったものや指摘を受けたところから別物に、、
こんな心の声が聞こえてきそうです。
『毎回言っていることが違う!』
『指摘の通りに直したのに、その直したところに突込みって、、、(私はどうすればいいのか?)』
安心してください、今日攻略法を授けます。私もかつてボコボコにされた側でもあるし、現在ボコボコにすることもあります。(優しく指摘しますが)
■原因
➀あなた(資料を作る側・修正する人):
資料やスライドに対してストーリーや論理性に対して自身の思いが薄い、もしくは、考えがまとまっていないから。
⇒思いや資料作成の目的を忘れた結果、”指摘をされたものだけ直す人に陥っている”
②上司・先輩(レビュワー):
資料やスライドの方向性やストーリーを自身では考えていない。(解を持っていない、ことが多い)
⇒結果、書かれている内容の論理的矛盾や言葉尻をその場その場で指摘している(一貫性がない)
感覚的には50%以上がそういう上司・先輩ではないでしょうか。ポイントは、②は上司・先輩の問題なのだが、あなた単独では彼らに改善を促すことができないことが多い。そのため、まず➀の対策を練ることが重要です。
■➀の対策
・指摘事項の修正をゴールにしないことを改めて認識すること。
以下4点をメインに、自分の思いを以て、表現すること努力を惜しまないことだ。(そうするとチャンスや救いの手を差し伸べてくれる確率は高くなる。
Why : 目的 (なぜ資料作成が必要か?)
What : 何を?(メインメッセージ)
How :どうやって?(メインメッセージをどう伝えるか、図解・文章など)
ストーリー:全体の流れや説明の論理性に矛盾や破綻が起きていないか?
ぶっちゃけ、上司や先輩の指摘は、場当たり的なので、指摘のすべてが論理的ではないです。つまり、全部そのまま直したら、辻褄が合わなることのほうが多いのです。(たまにそうではない凄腕の方もいるが、これは例外)
だから次のレビューでまた指摘されます。(彼らは、自分たちの前回言ったことなど覚えていない、単純にこの資料に矛盾がある論理的ではないということを見ている、だからここは改善させることは難しい)
仮に、全体ストーリーや論理性を確認して、指摘部分が不要だと思ったら無理に直さなくてもよい。もし、未修正部分を指摘されたら、『全体の構成、話の流れ、論理性を加味すると、直さないほうが適切だと判断しました』と言えばよいのです。(事前に考えておく必要があるのだが) こうなると、その説明に論理性や矛盾がなければ、何も言ってこないことがほとんどです。だから安心してほしい。
もうひとつ、とはいえ、地獄のレビューで神経をすり減らしたりするのが避けたいのが本音だと思います。少々本質的な対応ではないですが、私が、過去同じように陥った時に使っていた効果的なテクニックを伝えます。
■レビューをうまく乗り切るテクニック
・レビュワーに自分の味方の参加をお願いする(仲の良い先輩など)
⇒味方に守ってもらうという作戦です
・上司・先輩のの指摘は絶対ではない と考える・思い込む
⇒つまり、レビュワーの指摘も正しくない場合がある、間違っている可能性があるから
過剰に気にしすぎるなということです
・すべての指摘を一つ一つメモして、全部盛り込む必要はない
⇒すべての指摘を覚えていない また全部直しても、結局矛盾や論理破綻が起きるので無駄です
いかがでしょうか、多少一般論的なことになってしまった嫌いがあるが、自身の置かれている立場に応用して使ってもらえたら嬉しく思います。まずは、心を守って、必要以上に過敏に反応しないこともビジネスパーソンのマインドや振る舞いとして大切だと感じます。(顔は深刻に受け止めて、心では笑ってと)
それではまた!