考え方・マインド

まずは自分の『強み』を知るところから始めよう

『あなたの強みは何ですか?』と突然問われたら、あなたは淀みなく答えられるであろうか?特に仕事経験がそこまで多くない若手ビジネスパーソンの方ならなおさら難しいと思う。安心してほしい、私自身(仕事歴15年)もちょっと最近まではよくわかっていなかったのである。(慰めになっていないかもしれません(笑))

長年の仕事人生からの経験だが、自分の『強み』を活かしたほうが圧倒的に仕事で成果・結果が残せることは、実感としてある。また世界中の研究者が述べている周知の事実といえるであろう。

したがって、いかに自分の『強み』を知り、それを仕事に活かしていくか が極めて重要であるということだ。一方、好きな領域であっても強みが発揮できないポジションや仕事だと成果も上がらない可能性がある。

では、仕事経験が少なくても強みというものはどのように認知すればよいのか。一つの手段として30分でそれがわかる方法をお伝えする。

以下の本書(さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0)についている『ストレングスファインダー』を利用することだ。 ちなみに本書での強みの定義は以下となる。

 強み = 才能(思考・感情・行動パターン) × 投資(練習・習得までの時間)

本書についているアクセスコードを利用して、ウェブテストを実施。

注意:中古本で買うと、アクセスコードが利用されている可能性がほとんどである。新品で買うことを強くお勧めする(ウェブテストを受けなければ中古本でもOK) 書籍購入 = ウェブテスト権利もついてくる というイメージ

テスト結果で34の資質(カテゴリ:思考力、人間関係力、影響力、実行力)のうち、あなたの強み上位5つが表示される。

そして本書には、『強みの活かし方』を解説してくれている。例えば、『その資質をどう使えばあなたの武器になるか』『どうすればその資質を持つ人たちを活かすことができるか』など。

参考までに、私の結果は以下である。

 アレンジ・責任感・最上志向・自我・個別化

■アレンジ

 指揮者である 多くの複雑な状況下において最も生産性の高い組み合わせを考え自分で管理

■責任感

 やるといったことをやり遂げる強い気持ちを持つ

■最上志向

 優秀であること

■自我

 意義のある人間として他人の目に映りたいと思っている 認められたい

■個別化

 ひとりひとりが持つユニークな個性に興味を惹かれる 個人個人の違いに注目

私は、現在コンサルタントとして働いているが、上記これまでの関わったプロジェクトの状況や成果を考えるとかなり当てはまる節がある。

余談だが、自身の強みを以下と定義しており、いつでも答えられるようにしている。

■私の強味

 愚直さと柔軟性を併せ持ち、緩やかに人を巻き込み、複雑な状況をチーム力で打開し、成果を残すことにこだわり、取り組める点

例えば、こんな感じで定義をして、自分の仕事や過去プロジェクトを思い浮かべて、『具体的には~、こういうポジションでこんな状況の中、こういう成果を出すことができました』といえるとより理由と具体例があり、聞き手としては納得力が増す。(特に転職やプロジェクトアサイン面談の時には使える)

注意事項としては、先の定義にある通り、投資(練習等)をしないと強みにならないということだ。日々の訓練や日常の所作から意識することの重要性も併せて補足しておく。

以上参考になれば幸いである。日々一日一日1%でも成長していくことのTipsを届けられればと強く思い今日はここまでにする。

最後まで読んでいただきありがとうございます。